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構造計算(許容応力度計算)と耐震等級

 

 

みなさんこんにちは! 寺久保です。

 

 

 

地震大国日本、この30年を振り返るだけでも、下記のような大きな地震が起こっています。現在確認されている活断層(過去に繰り返し動き、将来的にも動く可能性のある地層の切れ目のこと)の数は、把握されているものだけでもその数2,000ヶ所以上。マグニチュード3以上の地震は毎月約400 回以上も発生しているともいわれています。

 

 

 

 

 

気象庁によると、「国内では地震が発生しないところも、大きな地震が今後も絶対に起きないところもない」と発表されています。

今まで地震による被害を受けてきていない地域でも、他人事ではありませんよね。

また首都直下型地震は30年以内に60~70%の確率で起こるといわれています。

 

 

阪神淡路大震災後のデータによると、亡くなった方のおよそ86.6%とおよそ大半の人が家の中で亡くなっていることがわかっています。

また、その死因のほとんどは圧死、その次が焼死。大地震の発生で倒壊した家は地震が起きてわずか5~10秒で倒壊していて、亡くなった方の大半は地震発生後15分以内に亡くなられているというデータが出ています。

死因のほとんどが家の倒壊による圧死。もし倒れない家に住んでいたら・・・・・

と、そう考えてしまいますよね。

 

 

10年に1度よりも多い頻度で大きな地震が起こっている日本。

特に熊本地震では震度7の地震が続けて2回起きました。

そう考えるとこれからのお家づくりは、大地震があっても、「そこで生活を続けられる家」であることが必須です。

そのようなお家づくりには何が必要なんでしょうか?今回はその点についてまとめていきたいと思います。

 

 

 

【耐震等級とは?】

 

 

 

平成12年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で登場した、施主に判りやすい耐震性の判断基準として、1~3の数値表示による3段階の耐震等級が定められました。それぞれの等級内容は、以下の通りです。

 

                                          ※国土交通省HPより引用

 

 

図の通り、現状耐震等級1を確保していれば法律上は建てることが出来ます。

しかし、震度6~7の地震が来て即倒壊はしないけれども大規模修繕や建て替えとなる可能性があります。

最低限命は守るけど、その後の生活は保障できない、つまりギリギリのラインなのが耐震等級1です。

耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の強度がある建物。震度6~7の地震が起きても一定の補修がなされればその後も住み続けられるというものです。

耐震等級3は等級1の1.5倍の強度があり、震度6~7の地震が起こっても軽い補修程度で済み続けられるレベルです。

 

 

記憶に新しい、熊本地震では震度7の地震が2度発生しました。観測史上初となる震度7の地震が連続発生したことで、熊本の地域は大きな被害を受け、震源地付近の町では多くの方が建物の倒壊によって亡くなりました。

この尊い犠牲の元に新たな知見が得られており、耐震等級3で設計された戸建は、ほぼ無被害または軽微な被害状況で、その後も住み続けられるということが証明されました。

 

 

地震があってもきちんと命を守り、その後も住み続けられるのです。

「地震が来て壊れたらその時だ、しょうがない。」そんな風に安易に考えるのは危険です。

自分が良くても家が倒れたら周りの避難経路を塞いでしまうかもしれません。

お隣さんが逃げられなくなるかもしれません。

自分の家だからいいという理由では片付かないのです。これからの家づくりにおいては、耐震等級2,3の家を建てることは必須だと思います。

 

 

そのなかで 「耐震等級相当」 という言葉をきいたことありますでしょうか。

 

「耐震等級と書いてあるから、耐震性能のことだろうな」とはわかりますが、「相当」という言葉がなんだか引っ掛かりますよね。

「相当」には、「その物事に匹敵する、その物事と同じくらい」という意味があります。

つまり、「耐震等級3相当」とは、「耐震等級3と同等」を意味しますが、「なぜ等級3と言い切らず相当なの?」、と少し怪しく思えてきますよね。

 

耐震等級を高めた地震に強い家にするためには、耐震力のある建築部材を利用する必要がある他、間取りも耐震に影響してくるため、精密なやり方で耐震性を測定する基準が設けられています。それがいわゆる構造計算(許容応力度計算)と言うものです。

 

 

 

 

構造の安全性を図る手段として以下の3つがあります。

 

①壁量計算

②性能表示の計算

③構造計算(許容応力度計算)

 

各計算には種類があり細かく書くと長くなってしまいますのでここでは省略しますが

それぞれ違いがあり、許容応力度計算をするかしないかで耐震性に対する信ぴょう性が大きく違ってきます。

 

建築基準法では500㎡以下、二階建て以下の木造住宅は簡易な壁量計算のみで申請が出来、

「構造計算」は義務化されていません。

そのため正式な検査は受けていないけれど、耐震等級3の認定を受けている建物と同レベルの建築部材を使用するなどして、同じくらいの耐震性があると謳っているのが耐震等級3相当の建物です。

 

 

実際に証明されている耐震等級ではないことを考えると、それでいいの?と思いますよね。

 

 

地震はいつくるかわからない、来ないかもしれないし、お金もかかるならまあいいか、という問題ではありません。

日本全国、どこもこの先大きな地震が絶対起きない、という確証がある場所はないのです。

 

 

 

 

もし自分の住んでいる地域で大きな地震が起こってしまったら?

地震で避難する前に家が倒壊してしまったら?

自分の家が倒れたてだれかが下敷きになってしまったら?

崩れてきてドアや窓を塞いでしまったら?

 

不安は尽きませんし、他人事ではいられないと思います。

首都直下型地震は30年以内に60~70%の確率で起こるといわれています。

大地震の後、軽い補修で済み続けられる家と、何とか倒壊は免れたけど大破してしまって建て直さなければならない家とでは、その後の人生に雲泥の差があります。

 

 

繰り返しになりますが、熊本地震から学んだ通り、耐震等級3はこれからの家づくりにおいて必須です。

ぜひ、そのことも考えて安全な住まいづくりを進めてください。

 

この記事を書いた人

寺久保 祐亮
現場管理/二級建築士/一級建築施工管理技士

寺久保 祐亮

Yusuke Terakubo

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