エアコンは意外と電気を消費していない!?
みなさんこんにちは 寺久保です。
最近朝晩の寒さが本格的になってきましたね。
寒くなってくると使用するのが暖房。ほとんどの方が家の暖房はエアコンだと思いますのが、使い始めるとよく考えるのが
「電気代が高くなるからなるべく控えよう・・・」「必要な時以外はこまめに停止して節電しよう・・・」
と考えてる方は多くいると思います。
電気代も値上がりしてきた昨今、節電が最大の関心ごとになる中で、真っ先に考えられたエアコン冷房と暖房。
そもそも、エアコンはそんなに消費電力がかかるのか?
家づくりに関わる雑学だとおもって聞いてください。
実はエアコンはそんなに家計の敵ではありません。
知っていれば、思っているほど電気代を気にせず、罪悪感なくエアコンを使えるようになれるのではないかと思います。
これからますます冷え込み、やがて本格的に冬が来ます。そこで必ず必要になってくるのが暖房。夏になれば冷房が必要不可欠なものになってきます。
突然ですがここで家庭内のエコに関する意識調査で
【家の中で一番電気を使っていると思うものは何ですか?】
というアンケートを行った結果
1位 冷暖房器具 約56%
2位 照明器具 約19%
3位 冷蔵庫 約10%
となりました。
やはり半分以上の方が「冷暖房器具」が家の中で一番電気を使っていると思っています。
夏は冷房、冬は暖房と、一年中使用する冷暖房器具。
生活スタイルを問わず、多くの家庭で使われている家電。さらに部屋ごとに設置している場合も多いため、電気を多く使っているイメージが持たれているのかもしれません。
では実際はどうなのでしょうか。
経済産業省資源エネルギー庁の調査によるとこのようになります。
※ 画像引用元:経済産業省資源エネルギー庁「省エネって何?」
1位 電気冷蔵庫 14.2%
2位 照明器具 13.4%
3位 テレビ 8.9%
4位 エアコン 7.4%
となっています。
意外にも1位は冷蔵庫、その次に照明器具となっています。
エコキュートや食洗器はすべての家庭にあるわけではありませんのでこのようになっています。
オール電化のご家庭ではすごい大雑把な目安ですがエコキュートが約3割くらいになるのではないでしょうか。
イメージとは異なり、どうして照明・家電、給湯は消費エネルギーが多いのか?
加熱・冷却する期間と温度を考えるとわかりやすいです。
冷房が必要なのは夏の限られた時間だけで使用時間も短め。設定温度も内外で15℃以上の温度差で冷やそうとすることはあまりなく、スポット的に活用されることが多いのが冷房です。
一方で暖房は、新潟では室内外での設定温度差が20℃を超える日も少なくありません。
暖房は点けっぱなしにすることが多く、冷房より多くのエネルギーを使っています。
それでも、冷房と暖房は期間限定の用途です。
これが給湯になると、年中エネルギーを使って水をお湯の温度まで温めていますし、照明や家電も年中常に活躍しています。
こうした年間を通して消費されるエネルギーこそが、実は地味に多くのエネルギーを消費しています。
ここを抑えたうえで暖房を省エネにできる対策(使い方や断熱)に取り組むほうがコスパは良いと思います。
節電を考えるうえでイメージとのギャップが大きいのがエアコン。
一番重要なのは快適に生活をすることであり、省エネや節約を意識するあまり我慢して普段の生活がストレスになってしまっては本末転倒です。
我慢せずおおらかにとらえていいのではないかと思います。
ますます冷え込んできましたので風を引かぬよう体調に気を付けていきましょう。
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