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プランと性能の関係

こんにちは、設計の藤原です。

先日サトウ工務店佐藤さんにユースフルの現場を見てもらいながら設計、現場でのアドバイスをいただきました。

設計目線としてはプラン時の構造柱や耐力壁の整理などなど

プラン段階で上記の内容を検討しているかで耐震性能だけでなく断熱・気密性にも影響があるんですね。

 

 

高性能住宅という言葉をよく見るようになりましたが、温熱環境の基準に断熱性や気密性が取り上げられます。

断熱性能の数値は使用する素材やその厚みで決まりますが、気密の数値はそうではなく工事が終わった(工事途中に行う中間測定もあります)
建物を気密測定器を使用して数値を計ります。

つまり気密性能は大工さんの丁寧な仕事によって生まれていることになります。

ですが、その前提に高気密が取りやすい設計なのかも重要です。

柱や壁が不必要に多かったり、複雑な間取りだったりすると現場作業が複雑になり気密性能の担保が
難しくなっていきます。

複雑な間取りの住宅が耐震性能が悪くなったり構造費用が増えてしまうのはイメージ出来ますが、
気密等にも影響が及んでしまうんですね。

よろしくない事が積み重なっていきます。

 

設計業務はパズルのように間取りを考えるだけでなく上記のような性能の部分や、建物デザインだったりと
諸々加味しながら計画していく作業になります。

今回のサトウ工務店さんのアドバイスも今後の設計に生かしてプランのご提案をさせていただきたいと思っています。

 

この記事を書いた人

藤原 健介
デザイナー/一級建築士

藤原 健介

Kensuke Fujihara

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