床面の排気口
現場管理部の角田です。
ここ数週間の間でめっきり秋の装いになりましたね。
最近は朝昼の温暖差が激しいので私も体調管理に気を使い仕事をしています。
皆さんも体調を崩さないように管理していきましょう。
さて今回は当社の高性能住宅の心臓といってもいい床下の換気システムDSDDの排気口はどうして床面に取り付けてあるのかという説明をしたいと思います。
ほとんどの住宅は仕事に行ったり育児でも意外と無人になる時間帯が多く、無人になって人の動きがなくなると空気が撹拌されず浮遊粉塵は落下していく事になります。
そうなるとハウスダスト等のアレルギー物質は重力で床面付近に多く沈殿し、空気がもっとも汚染されている床上30㎝の空気層の中で私たちは就寝していることになります。
尚且つ赤ちゃんはその帯域が生活空間になってしまいます。
換気装置が天井付近に設置してあると床下のその汚れている空気の換気達成時間を長引かせる事になります。
そこで排気口の位置を合理的な考えを元にハウスダクトが沈殿する床面付近、臭いの強い場所(シューズボックス・キッチン・水回り・トイレ・防虫剤を入れたクローゼット)に設置する事で従来の換気装置と比較すると浮遊粉塵やVOC(揮発性有機化合物)の量は1/20までに軽減されます。
このことから床面に換気口を取り付けてあるのです。
このように当社の高性能住宅はただ気密を高めるだけでなく住む人の健康も考えて設計されています。
昨今健康寿命という言葉をよく聞きますが、私たちが手掛けさせてもらった住宅で皆様が少しでも健康寿命が延びるような家作りをこれからもしていきたいと思っております。