エアコンスリーブ
現場管理部の角田です。
桜も散って暖かい日が増えてきました。ですがまだ朝夕の温度差や日によって寒暖差がありますので皆さんも体調管理には気を付けていきましょう。
今回のブログテーマはエアコンスリーブです。
最近エアコンスリーブを先行で施工する住宅が増えてきていますが私個人的にもエアコンスリーブはやったほうがいいと思います。
やはりあとからエアコン配管の為に壁に穴をあけると断熱材隙間・気密シート隙間・外部透湿防水シートの破れ等が起こる可能性があります。
上記のスリーブ施工写真を見てみるとスリーブの廻りの断熱材はきちっと入っているのがわかります。後からドリルで開口してしまうとどうしても配管より大きめに穴を開けますのでその分断熱の隙間ができ断熱性能は落ちてしまいます。
上記の写真は気密シート施工後のエアコンスリーブ廻りです。スリーブが入っていることで気密シートの開口部分にはきっちり気密テープが貼れています。これであれば気密性能を維持できると思います。ここも後から開口してしまうと気密シートが破れたままになるのでシートと断熱材に隙間が生じ気密低下と結露の原因になってしまいます。
上記の写真はスリーブ管の外側の写真になります。外壁を貼る前なのでタイベック(透湿防水シート)廻りに防水テープが貼ってあるので水や外気の流入を防ぐことができます。
後からの施工になると外壁からしか防水処理が出来ずその下の空気層にあたるタイベック面は破れたままで防水処理はされていないことになります。
以上のことを考えるとお金はかかりますが住宅の性能を長期維持できると思いますのでこれから住宅をお考えの方は参考にしていただけたらと思います。