顧問から教わること|新潟で新築・注文住宅・高性能住宅・平屋|株式会社ユースフルハウス
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顧問から教わること

早いもので

今年は住宅業界に身を置いて31年目。

 

ひとえに住宅業界といっても

会社によっては住宅に対する考え方も違い

 

提供している住宅は随分違ったり

スタッフの考え方も様々だったりします。

 

建築士の資格を持っている

設計担当や監督そして営業でも

考え方や知識量は違います。

 

そこは在籍している会社さんの

環境に左右されてるとも思います。

 

 

会社設立当初は高性能な住宅を提供したいと

思っても所謂建材にしか目が行かず

 

性能が良いとされる建材を採用することで

高性能に近づけている気になっていたかも

しれません。

 

僕が最初に在籍した会社以外で

高気密高断熱を勉強した記憶もなく

 

温熱は何が本当なんだろうと真剣に考えて

いた頃に出会ったのが

 

現在弊社顧問の岡田好勝氏。

普段は岡田先生と呼んでます。

 

住宅に関する疑問をいつも解決に

導いてくれる先生との出会いは

僕らの財産でもあります。

 

同じように先生と出会って

継続して勉強されている

同志が全国に多数いらっしゃいますが

 

そんな我々にいつも話してくれることを昨日

先生がFacebookに投稿していましたので

ここにシェアしたいと思います。

 

 

「 結露について 」
世の中では住宅の結露について、

絶対に起きてはならない家にも身体にも悪い現象であるように認識されているようです。

 

しかしそれは残念な勘違いとしかいい様が有りません。
結露とは空気中の水蒸気が冷やされることで液体化する現象ですから、

空気中に水分がなければ結露はしませんが、

 

人間には相対湿度40~60%の水蒸気が

健康に生活するうえで必要なのです。

 

ですから、結露を防ぐ目的で加湿を制限することは

自殺行為ともいえる訳です。

 

くわえて、冬季において、

自宅にいて居室間の温度差が原因のヒートショックで

亡くなられる方は毎年17000人もいらっしゃいますから、

暖房も健康的に住まう上で必須となります。

暖房をすると相対湿度は下がりますから、

暖房と同時に適切な加湿も必須となるわけです。

 

気温22℃以上、相対湿度50%以上の環境では

インフルエンザウイルスも生息できない

(インフルエンザウイルスの生存率(Harper 1961))

ことがわかっていますから、

暖房と加湿の重要性は家族全員の健康にかかわることなのです。

 

暖房や加湿には命がかかっていると言ってもよいでしょう。

窓ガラスや壁が結露で濡れることよりもヒートショックや

インフルエンザウイルスを撃退する方が優先順位は上なのです。

 

とはいえ、じめじめした部屋はいかにも不健康に感じます。

(実際はそうではなかったとしても)
数行前に暖房を相対湿度が下がると私は書きました。

このことに???と思われる方もいると思います。

 

冬になって暖房を始めると結露が起きるのだから、

結露の原因は暖房であり、内外の温度差がその要因なのだと

思っている方が少なくありません。

しかし、それは大きな勘違いだったのです。

 

結露とは冷たいものの表面に生じます。
暖かい部屋でよく冷えた生ビールを飲めば、

そのグラスの表面はたちどころに結露します。

 

その結露は冷たいビールによってグラスの表面も冷たくなっていたからです。

これはだれでも納得されることでしょう。

 

ならば、もっともっと暖房してビールが温かくなってしまったら

結露するでしょうか?するはずが有りません。
結露が起きるのはビールを注いだ直後だったからなのです。

 

住宅はヒートショックを起こさないために

絶えず温かく保たれていなければなりません。

 

正しい暖房を成されていれば、

それぞれの物体表面は露点温度よりも暖かく蓄熱した状態となり、

結露などは起きるはずもないのです。

 

間欠暖房や、不十分な暖房が物体の表面温度を露点以上に保てず、

結露が起きるのです。結露は物理現象です。

 

摩訶不思議な吸放湿材料が有っても、

正しい暖房(熱量)、正しい加湿(絶対湿度の確保)、

正しい換気(絶対湿度のコントロール)この3点が揃わなければならないのです。
         

岡田好勝
(この文章は、わたくしが責任をもって発信したことを確認できるよう、署名いたしました。)

 

以上原文のまま

 

 

先生は工務店が正しい家づくりを行うために

家学塾(かがくじゅく)という勉強会を主宰して

いますが

 

いつもこのように科学的視点から

建物に生じる現象を僕らに説明してくれ

 

僕らはそれをお客さまに還元して

よりよい家づくりを目指しています。

 

冒頭で環境によりスタッフの考え方や

知識量は違うと申しましたが

 

良い家づくりの為には

知識を得てお客さまの立場に

なって考える思考が大事。

 

 

技術的な事はもちろんですが

住まいを提供する工務店の役割や

責任の重さ等も先生からは学んでいます。

 

 

久しぶりに一般の方向けの

先生のセミナーを開催しようかとも

考えております。

 

地球の自転とCO2とフロンガスの話し

 

サッシの正しい施工方法

 

座学から現場研修

時にはミステリーツアー😎

 

先生の面白さは一般の方にも

ぜひ触れて頂きたいですね。

 

それでは! 👋

 


 

 

 

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