傾 聴
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こんにちは。伊藤です。
先日『傾聴』をテーマにしたzoomセミナーに参加しました。
『傾聴とは?』
カウンセリングやコーチングにおけるコミュニケーション
スキルの一つです。
人の話をただ聞くだけでなく、注意を払ってより深く丁寧に
耳を傾けること。
自分の訊きたいことを訊くのではなく、相手が話したいこと
伝えたいことを、受容的・共感的な態度で真摯に聴く技法を
指します。
ここで一つポイントなのが、『きく』というワードの表現に
使われている『聞く・訊く・聴く』の意味です。
『聞く』は音や声が自然と耳に入ること。
『聴く』は相手を理解しようと進んで耳を傾けること。
『訊く』は尋ねる、問うことを意味し、話し手の伝えたいこと
に耳を傾けるのではなく、話し手のことについて、自分が
知りたいことをきくという意味になります。
そこで、ふと思い出したのが
「ねえねえ、〇〇でね、〇〇なんだけどね・・・」
と小さかった我が子の話を私は、聞いていた
(音・声として耳に入れてた)な~
聴いて(子供の言いたいことを理解しようと進んで耳を傾けて)
いなかった かもしれないな~
また時に、子供の言葉を遮り「あれはどうなったの?」と
訊いていた(子供の訴えよりも自分が知りたい事をたずねていた)
な~とチョット反省しました。
そして、傾聴によってもたらされる効果を実感したワークが
「今あなたにとっての課題は何ですか?」の質問に対して、
話し手である私がひたすら話しをする。
聴き手の方は、私の抱えている問題にアドバイスなどせず
発する言葉は「具体的には?もう少し聞かせて、それで?
すると?例えば?」
と使う言葉は簡単なフレーズのみ。
そうすることで、話している私は、なぜそれが起きていて
自分がどうしたらいいのか、自分が本当はこんな風に考えて
いたんだと、自ら答えを出したことです。
これは「オートクライン」によりもたらされたものです。
自分の頭の中にある情報を相手に伝えようと試みることを
「バラクライン」と呼ぶのに対して、相手に伝えている言葉
を自分自身にも届けている「オートクライン」が起こり、
自分の中で、新たな気付きや発見が起こったのです。
とても貴重な経験でした。
身近な家族から実践してみたいと思います。