耐震 温熱 そして
- Category:社長ブログ
30年も住宅業界に身を置いていますが
まだまだ知らない事があります。
昨日は県内の工務店(最近は県外の方も多い)の
コミュニティ『住学』の勉強会。
①サトウ工務店さんの最近の取り組み
② HAPROTさんによる 「医療視点の家づくり」
二つのテーマでの講義でした。
②の講義のサブタイトルは
~ロングライフのために
住宅内環境を考える~
作業療法士である満元貴治さんのお話は
ご自身の経験をもとに
家庭内でどんな事故が起きているのか
ケガをして手術をしても元には戻らない
現実がある
これからの住まいの考え方 等
初めて聞く内容も多く
僕らが提供する住宅でも
そのような事が起こりえるのならば
早急に対処しないとならない
そう思わせられる講義でした。
満元さんは
人を助けたい 救いたいと考え
作業療法士になった方。
しかし努力をしてみても
後遺症が残る方を相手にしてみると
とてつもない無力感を感じていたそう。
いろいろと調べて行く中で
「住宅内で多くの事故が発生している」
ということが分かり
住宅内での事故を予防する事で
ケガをしてしまう人を増やさなくて
済むのではないか
人を救えるのではないか
その想いで住宅の安全性を
アドバイスする株式会社HAPROT
を立ち上げた。という方です。
人生100年時代の家づくりを想定すると
僕らは高気密高断熱&耐震等級3が
マストだと考えていましたが
満元さんは住まう人がホームハザード
によってケガをしない住まいを提唱し
家の中が安全なことで
健康寿命を延ばすという考え方。
少し前まではその観点からの家づくりを
あまり考えたことはありませんでした。
僕が歳を重ねた事による体の変化で
改善したほうが良いと考えた箇所は
ありましたが
特に小さな子供や妊婦さんも意識した
安全性も意識しなければならないと
いう事も学ばせて頂きました。
今後も今までのように
お客さまからは家庭内の安全性について
あまりご要望が出ないかも知れません。
でも知ってしまった僕らとしては
その事を無視する事は出来ませんので
責任を持ってその部分はお伝えして
行きたいと考えます。
エイジング・イン・プレイス
高齢になって施設に入るのではなく
住み慣れた住まいで その人らしく最後まで
ご高齢になっても住める住まいづくりを
するのが我々の責務だと
心に刻めた勉強会でした。
それでは! 👋
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