突然ですが・・・|新潟で新築・注文住宅・高性能住宅・平屋|株式会社ユースフルハウス
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突然ですが・・・

皆様初めまして。

1月に入社した現場担当の諸橋です。

今年40歳になる3児の父です。

 

突然ですが、最近やけに出費が多いと感じることはありませんか?

特に贅沢もしていないのに・・・。

お気付きの方も多いと思いますが、ここ最近特に騒がれているのが、電気代の高騰です。

 

去年1年間でも大分値上がりしていてのですが、今年4月からさらに値上がりする様子です。

電力会社6社が電気代金の値上げを国に申請し、さらに3割程度の値上げになる可能性があるとのことでした。

 

 

〇2022年1月から2022年10月までの低圧電気料金の推移(全国平均)

(参照:新電力ネット)

 

2022年1月と10月を比べると1kWあたり6.25円も上昇しています。

 

 

なぜこんなにも急激に電気代の値段が上がってしまったのでしょうか。

 

そもそも現在日本の電気はどうやって発電しているかご存じでしょうか。

いや、知らなかったのは私だけかもしれませんが。

 

2011年の東日本大震災のあと、原子力発電を次々に停止していき現在では、なんと発電方法の8割近くを

火力発電が占めているそうなのです。

 

2020年の日本の電源構成は以下のとおりです。

  • 火力発電・・・76.3%
  • 再生可能エネルギー発電・・・19.8%
  • 原子力発電・・・3.9%

さらに、火力発電に使用する燃料の内訳は以下のとおりです。

  • 天然ガス(LNG)・・・51.1%
  • 石炭・・・40.6%
  • 石油・・・8.3%

そして、火力発電の燃料のうち約9割を天然ガスと石炭で賄っています。

 

天然ガスや、石炭、石油は主に輸入しないと手に入りません。

 

最近いろいろな物の値段が上がっていますが、こういった資源の値段も上がっているのです。

主に考えられる資源値上がりの原因としては、

1.脱炭素社会の影響

2.ロシア、ウクライナの地政学リスクによる原材料費の高騰

3.円安による輸入材の価格高騰

上記が考えられるかと思います。(あくまで諸橋しらべです)

 

もう少しだけ細かくお話しさせていただきます。

 

1.脱炭素社会の影響

CO2(二酸化炭素)の排出を少なくしようと考えた時に、石炭や、石油をエネルギー源として使用するより、天然ガスを使用する方がCO2排出量を少なくする事ができる為、需要が多くなっていて天然ガスの価格が上昇しています。

 

〇天然ガス価格の推移

2022年から2023年1月までの、日本における為替を考慮した天然ガス価格の推移です。

 

年月       天然ガス価格(円/mmbtu)

2022年  1月    1,788

2022年  2月    1,721

2022年  3月    2,137

2022年  4月    2,165

2022年  5月    2,128

2022年  6月    2,285

2022年  7月    2,246

2022年  8月    2,726

2022年  9月    3,106

2022年10月    3,483

2022年11月    3,097

2022年12月    2,627

2023年  1月    2,624

(参考:新電力ネット)

 

 

2.ロシア、ウクライナの地政学リスクによる原材料費の高騰

現在、ロシア産の 天然ガスや、石炭、石油の輸出が制限されている為、価格の高騰につながっています。

 

3.円安による輸入材の価格高騰

約30年ほど110円前後で推移していたドル円ですが、去年の3月頃から急激に円安になり一時150円近くまで円安になりました。

そうなると、今まで110円支払って海外から仕入れていた物が、150円支払わないと仕入れられなくなってしまいます。今年に入ってからは大体130円前後で推移しているみたいですが。

 

上記のような要因により電気エネルギーを作るための資源の値段が高騰していることが原因かと考えられます。

 

 

これは電力会社も大変です。

 

 

では、私たち消費者はどうすれば良いのでしょう。

 

比較的すぐ出来そうなこととしては、

1.できる限り電気を無駄遣いしないように節電したり、古い冷蔵庫や、エアコン等は意外と燃費が悪く電気を無駄に消費してしまうので、新しい省エネに優れたものに買い替える等。

2.現在の電気契約の見直しや、電力会社の乗り換えの検討をしてみる等。

 

このような状況だからというわけではないと思いますが、住宅業界でも近年さまざまなことが見直されています。

 

中でも断熱性能に関しては、今まで性能等級は UA値0.75の等級4が一番高い性能とされていましたが、

2022年4月1日から等級5(UA値0.6)が、2022年10月1日から等級6(UA値0.34)と、等級7(UA値0.23)が施行されます。

これにより、これからの住宅断熱の在り方が大きく変わると思います。

 

 

出来るだけ消費を抑えて安心して生活したいものですね。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

諸橋 琢馬
現場管理/二級建築士/一級建築施工管理技士

諸橋 琢馬

Takuma morohashi

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