熱交換型第1種換気機ステムの…
昨日は宅建士の合格発表日。
合格された皆さん
おめでとうございます!
惜しくも一歩届かなかった皆さん
来年もなんとか頑張りましょう。
悔しい気持ちは私もよくわかります。
諦めれなければ必ず受かると
信じましょう。
合格点がはっきりわからないまま
合格発表を迎えるのは中々の
ストレスでしたよね。
今年は37点が合格点で
合格率が18.6%ということで
例年より若干高めでした。
自己採点で39~40点以上
取れるくらいでないと
安心できない試験になりそうです。
年々レベルが上がってますね💦
ということで
今日は第1種換気の話を。
ほとんどの第1種換気システムが
給気と排気をうまく交差させて
排気の持つ熱で給気を温める
熱交換を備えています。
このシステムのいいところは
給気と排気が熱交換をすることで
換気によって失われる暖房した
熱や冷房のエネルギーを
70%~90%程(某メーカー値)
取り戻すことが可能?な点。
例えば真冬に室内が20℃で
屋外が0℃であれば通常の換気なら
20℃も温度差のある冷気が直接室内に
入ってくることになります。
就寝中もずっと換気している
わけなので普通であれば
室内の換気は5~8℃くらいまで
下がってしまうはず。
これが北海道のような寒冷地で
あったらもっと大変です。
屋外との温度差が40℃を
超えてしまうことも珍しく
ないですから
24時間換気をするということは
大量に暖房の燃料を消費する
ことになってしまいます。
それを70~90%も回収することが
できるなら
それが本当であれば素晴らしい
ことだと思います。
しかしこのシステムの欠点は
冬季に外気温が低くなると
熱交換器の中で結露が生じる事です。
熱交換器は和紙を固めたような
熱交換素子で作られている
全熱交換タイプと
アルミニウムなどの金属や樹脂で
作られている
顕熱交換タイプとがあります。
熱交換器は熱伝導率の高い素材で
作られていますから
どんな素材であれ20℃以上の
温度差がある空気がすれ違えば
結露を引き起こす可能性大です。
ちなみに22℃で相対湿度50%の
空気の露点は11℃。
※露点とは結露し始める温度。
22℃と0℃の熱交換では
確実に結露が生じるのでは。
結露水があれば埃や花粉ダニの
死骸等の浮遊粉塵が
付着しやすくなります。
熱交換器の前後にはフィルターが
取付られていて浮遊粉塵から
熱交換器を守っているのですが
24時間回り続ける換気システム
ですので空気の流量も膨大となります。
フィルターの頻繁な清掃が必要なります。
私たちが呼吸する空気の通り道に
カビやダニがこびりついていて
そこをを通ってくる空気なんて
誰も吸い込みたくは無いはず。
可能であれば1週間に1度位は
点検と清掃が必要だと思います。
また全熱交換タイプに限りですが
シックハウスの元凶ともいえる
VOCのような非常に小さな物質は
排気から給気へ数%戻って
くる可能性があると言えます。
全熱交換の熱交換器は
水蒸気も戻ることで全熱交換と
言われるわけなので
VOCの戻りも十分考えられます。
熱交換素子の密度を上げて
透過量を下げればより安全に
なりますが熱交換性能も
下がります。
このことから顕熱交換タイプが
普及したようですが
換気システムの使命は
空気をキレイにすること。
熱交換性能よりも換気効率を
優先するべきかと思います。
つづく
それでは!👋