換気の事「よくわからない」で済ませない
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先日の日向灘を震源とする
マグニチュード7.1の地震
により発表された
南海トラフ地震臨時情報
について
大きな揺れが予想される
地域の2割の住民の方が
特に防災行動を取る事は
しなかったとの記事が
ありました。
水や食料の備蓄
家族との連絡方法
避難ルートの確認
等をされた方が8割。
大地震の可能性が
高まっていると言っても
「よくわからない」
という意見もあるのだ
そうです。
自分の命や家族の命を
守るための行動を
「よくわからない」から
しないというのも
なんだかなぁと思います。
住宅の換気の事も
「よくわからない」からと
スルーしないでくださいね。
昨日に引き続き換気の話です。
今日は換気システムの種類
を確認しましょう。
換気システムと言ってもさまざまな
換気方法があり
大きく3つに分けて
第1種、第2種、第3種と分類します。
第1種換気は同時給排気型
給気も排気も機械が強制的に
やってくれます。
ほとんどの第1種換気システムが
給気と排気を交差させて
排気の持つ熱で給気を温める
熱交換器を備えます。
給気機 排気機
第2種換気は排気口を備えた強制給気型
この換気システムは外気を
強制的に給気します。
換気装置の力で強制給気された
空気の圧力で
汚れた空気が外へ押し出されていく
強制給気 自然排気と
いうことになります。
給気機 排気口
第3種換気は給気口を備えた強制排気型
家の中の空気を強制的に排気して
給気口として開けられた穴から
外気が自然に入ってきます。
強制排気自然給気ということ
になります。
給気口 排気機
なんとなく換気システムの違いが
イメージ出来たでしょうか。
各換気システムを使用の場合
やってはいけない共通事項として
スイッチを切ってはいけない
最近はあまりお聞きしませんが
以前は冬になるとスイッチを切る
という方がいらっしゃいました。
気密の高い住宅だと換気を止めた
状態で一昼夜過ごすと
室内のCO2濃度が2,500ppmを
超えてしまう事も珍しく
ありません。
厚労省の指導では
室内CO2濃度は1,000ppmが
望ましいとされていますので
2,500ppmというのは危険な
状態であると言えます。
こんな状態ではCO2だけではなく
揮発性有機化合物(VOC)の濃度も
上がっているはずです。
朝起きるときに体がだるいとか
頭が痛い鼻がつまるといった症状は
じつは換気不足によるもの
かもしれません。
住む人自身が自分の呼吸を
するための空気を汚してしまう
ことが良いはずはありません。
特に体力の無い子供や
お年寄りはまっさきに
影響を受けます。
換気システムのスイッチは
切らない事を徹底してくださいね✨
それでは!👋