建物探望~小江戸川越編~
汗っかきなので梅雨時期が大の苦手。
初めまして、営業の山岸です。
昨日胎内市のお客様より建築のお申し込みを頂きました。
S様誠にありがとうございます。これから全力で対応させていただきますので宜しくお願いいたします!
話は変わりますが、遠出やお出かけするとその街の街並みや素敵な建物はないかな~と
愛用のカメラを片手に散策するのが大好きです。
練り歩きすぎて、目的地になかなかたどり着かないというデメリットもありますが。笑
これから、ユースフルハウスの家づくりのこと、住宅にまつわる知識・情報を交えて
外出先で出会った素敵な建物などもご紹介していけたらと思います。
どうぞ宜しくお願いします。
さて先日お休みを頂き、友人の結婚式で東京へ行きまして
その帰りにかねてから行きたいと思っていた埼玉の川越に初上陸してきました!!
川越は「蔵造り」の街並みが残っている事でも有名で、
「蔵造り」とは、類焼を防ぐための耐火建築の一種で江戸の町家形式として発達したものです。
その街並みが江戸の雰囲気を醸し出していることから「小江戸川越」とも呼ばれています。
歩いていると、江戸にタイムスリップしたようなノスタルジックな佇まいのお店が軒を連ねていて
ついつい立ち止まっては写真…と先に進みません・・・笑
↑黒漆喰の壁に、大きな瓦、重厚な印象の蔵造の建物が江戸の面影を残しています。
因みに、現代では都市計画法にて防火・防災のために、商業地域や幹線道路沿いなどを中心に、
工業地域だけでなく住宅地域も含めて広範囲に「防火地域」や「準防火地域」が定められています。
建築基準法には、この防火地域では火災が発生した場合に備えて被害を最小限に食い止められるよう、
3階以上または延べ床面積100平方メートル超の建物は耐火建築物にすることが義務付けられています。
では耐火建築物とはどんなものか?・・・具体的には、窓を網入りガラスなどにすることや延焼のおそれのある開口部には防火戸等を設けるなどの規定です。
昨年の12月に新潟県糸魚川市で大規模な火災が発生して甚大な被害を及ぼしたことは皆さんの記憶に新しいかと思います。
火災が起きた地区は準防火地域に指定されていましたが、実際には防火対策が十分でない古い建物が多く密集していたことに加え
日本海側からの強い南風が吹き降ろすという気象状況も重なって火災が燃え広がってしまったと言われています。
不幸中の幸いにも死者はでなかった一方で新潟最古の(日本酒好きの私も大ファンの 笑 )
加賀の井酒造の酒蔵や由緒ある割烹・旅館などが焼失してしまったことはとても残念につきます。
そんな中で歴史的建物が今もなお残る川越は個人的にとても魅力に感じます。
↑「川越タルト」の書体が可愛くて思わずシャッターを切りました。
↑「シマノコーヒー大正館」レトロなカフェは観光客だけでなく地元の人にも長年愛されているそうです。
冒頭でもお話したように家づくりを進める上で、周辺環境や建物の構造も
しっかりと考えていきたいものですね。
もちろん私たちはお客様との打ち合わせを進めていく中でも徹底した調査を欠かしませんので
ご安心下さいね。
今回ご紹介した川越の蔵づくりの街並みは日本の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており
また、「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されていますので
興味ある方はぜひ立ち寄ってみて下さい!
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