耐震・免震・制震の違い|新潟で新築・注文住宅・高性能住宅・平屋|株式会社ユースフルハウス
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耐震・免震・制震の違い

照り返しの太陽の日差しがまぶしく、まるで真夏のような日々が続いてますがいかがお過ごしでしょうか。
 
今年も猛暑が予想され、じわじわと焼けてきている寺久保です。
 
 
これから熱中症に注意する時期になりますが、とりわけマスク着用での外出が見込まれることから、厚労省が「屋外で人と十分な距離が確保できる場合にはマスクを外すこと」と呼び掛けています。
 
また朝昼との気温差がまだ少しあり、体が熱さに慣れていない方は急な温度上昇により自律神経の乱れから体調を崩しやすくなりますし、熱中症と新型コロナの初期症状が似ているため、今年は例年以上に体調管理に努めた方がよいと思いますね。
 
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熱中症対策にて1つ豆知識を・・・・
 

「汗は濡れタオルでふくこと」
 

乾いたタオルでふくと体に熱がこもってしまうとのこと。
汗が蒸発しないためまた汗をかいてしまいます。
 

そこで・・・濡れたタオルでふいてみましょう。
 
汗と一緒に蒸発しますし肌に残った塩分も取ってくれます。
さっぱりとしますし知らなかった方は一度試してみてください。
 
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話は変わりまして皆さんは耐震・免振・制振という言葉を知っていますでしょうか。
 
建物における地震への構造上の備えとして上記の3種類があります。
この3つの言葉は知っていても、それぞれの違いについては、詳しく知らないという方もいるかもしれません。
そこで3つの違いや特徴を少しご紹介したいと思います。
 

耐震とは、文字どおり、地震に耐えることです。
 
また、建物の壁に筋交いを入れるなどして、揺れに耐えられるよう工夫されたものを耐震工法と呼びます。
大震災を教訓にし、住宅の多くはもちろん、自治体の建物や学校なども、この耐震工法で建てられている建物が多く、最も地震への備えとしてポピュラーな構造と言えます。
 
 次に免震とは、地震によって起こりうる建物の倒壊や家具の破損を防ぐ目的で建てる工法のことです。
 
耐震工法や制震工法との大きな違いは、建物の倒壊を防ぐだけでなく、建物内部のダメージも防ぐことができるという点がポイントです。
免震は耐震のように、建物を柱や筋交いなどで固めるのではなく、建物の土台と地盤(地面)の間に免震装置を設置して、地震の揺れを建物に伝えにくくする構造になっています。
 
免震装置があることで激しい地震で揺れても建物にまで揺れが伝わらず、建物内部のダメージや建物の倒壊を防ぐことができます。
 
地震を免(まぬが)れる、で免振です。
 
 
制震とは、制振とも呼び、地震の揺れを抑える目的で作られた工法のことです。免震とは違い、地面に家の土台がくっついているため、地震の揺れが直接建物に伝わりますが、建物内部に重りやダンパーなどの制震材を組み込んでいるため、地震の揺れを熱エネルギーに転換し、吸収することができます。
 
振動を制御するので制震となります。
 
 今回、当社で使用する制震ダンパーを紹介したいと思います。
「FRダンパー」と呼ばれる制振装置です。
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こちらは上記の耐震と制震を併せ持っています。
 
耐震構造を基本としながら、そこにプラスされた制震装置により、地震の揺れを吸収します。
 
かいつまんで説明しますと、
ある程度の振動までは耐えて、一定以上の振動がきたら地震の揺れを吸収し揺れを小さく抑えることができます。
すごいですね~
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今回は、地震への備えには耐震、免震、制震の特徴と一部の紹介をさせていただきました。
 
日本の地震対策にはいろいろな種類がありますね。
 
どの工法も地震への備えとして工夫された構造なので、地震対策をされる方は迷ってしまいますよね。
そんな場合には、予算、住んでいる人の揺れへの感じ方、住まわれる地域、などによって、選択肢を絞っていかれると、自分に合った地震に強い家になるのではないでしょうか。
また、耐震+制震、耐震+免震などそれぞれの良さをうまく組み合わせると、バランスが良くなり、より地震に強い安心できる家になります。
 
今回の内容が、これから家を建てるご予定の方の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

寺久保 祐亮
現場管理/二級建築士/一級建築施工管理技士

寺久保 祐亮

Yusuke Terakubo

寺久保 祐亮の書いた記事

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